京豊エンジニアリング(株)

代表メッセージ

世界の「主」食をつくる。

時代が変われば、ニーズも変わる。ニーズが変われば、提供するモノも変わる。私たちが、創業以来、唯一変わらなかったのは柔軟に変化することでした。「おいしいご飯が食べたい」。お米を主食とする日本人にとっては、ごく当たり前の欲求です。その思いを、時代に応じて当り前ではないほどの「量」と「質」で提供してきました。

おいしければ良い。 でも、その良さが難しい。
戦後の高度成長期。食糧政策にともなう給食事業によるニーズが、大きなスタートでした。
当時はお腹をすかせている子供たちに、おいしく栄養をとってもらうため、炊飯仕事を大量にこなせる機械としてのニーズ。ですが、今は違います。多種多様なライフスタイル。味の好みも様々。そういった消費者の「おいしさ」のストライクゾーンを、ご飯で、どう満たすのか?答えのないビジネスで、公約数を最大化するエンジニアリングが求められています。
米粒ひとつの違いが、 世界の食も変えると思う。
あえて言うなら、日本国内で、ご飯はもう主食ではありません。食文化が発展し、パンや麺、選択肢は増えています。一人当たりの米の平均年間消費量は、ピーク時の100kgから50kg、約半分にまで落ち込んでいます。そんな時代に私たちは何ができるのか?ただ、世界を見れば、日本とは比べ物にならないくらい大量にお米は消費されています。でも「おいしいご飯」を「大量」につくれるインフラは、まだ整っていません。どうしても品質にムラがあるのです。
世間の流れにも、 世界の流れにも乗っていく。
国内で、自動炊飯システムの専業メーカーは私たちだけです。おかげさまで納入先や、生産された総量で言えば、国内トップクラスのシェア。ですが、その地位に甘んじるつもりはありません。時代が変わることで求められるもの。その変化を感じ取って、常にいち早く業界のリーディングカンパニーであり続けます。日々の食事を「ご飯」と呼ぶ国の企業として。これからは、世界に向けたビジョンも温めていきたいと思います。

代表取締役社長 倉垣博和